2017年12月27日 更新

子供を危険から守る「安全対策」~発達段階別編~ | 監修:黒多 信陽 先生(保育士)

1,316 view お気に入り 0
子供を危険から守るには、日頃から、気配りや安全な環境を用意することが必要ですね。特に0~2歳児までは成長が著しく発達に合わせて安全対策を見直してゆくことが大切です。また、安全対策をする他、子供が自分自身で危険を回避する力を育てるサポートも大切なんですよ。 そこで今回は、
  1. 安全対策のための心がけ
  2. 発達段階別の安全対策ポイント
について、現役保育士の私がお伝えしてゆきます。
 (5953)

安全対策のための3つの心がけ

子供を危険から守るのは周りの大人の役目です。では日頃どのような心がけをすれば良いのでしょうか。大きく3つの心がけがありますので1つずつご紹介してゆきますね。

安全対策の心がけ1:危険の要因を取り除く

子供を危険から守るために、危険なところはないか、事故につながるようなものはないかなどのチェックを日頃から行いましょう。どのようなところに目を配れば良いのか、何かあった時にどうすれば良いかなど考えておくと、いざという時に事故を未然に防ぐことができますよ。
■危険なものを避ける
誤飲による窒息、けがの原因になりやすいものは子供の手の届かないところに置いておきましょう。誤飲しそうなものとしては、ボタン・画びょう・薬・壊れたおもちゃのカケラなどがあります。他には湯沸かしポットや重いものにつながっているコードやひも、コンセントも危険です。子供は何かを掴んだり引っ張ったりするのが大好きなので、目を配るようにしたいですね。

■気持ちにゆとりをもつ
気持ちに余裕がないと、不注意のミスをしたり、視野が狭くなったりしますよね。そういう時は、子供に目が届かないかったり、危険を見逃したりしてしまいます。子供を危険から守る大人が気持ちに余裕を持つことは、安全対策の1つなんですね。

■事故があった時に備える
安全対策をしていても、事故が起こってしまうこともありますね。事故が起こってしまった時に、救急病院の電話番号や応急処置の方法など、慌てず迅速に動けるようにしておきましょう。

安全対策の心がけ2:発達に合わせて対策を見直す

0~2歳児は特に、子供の成長は著しいものです。手の届く範囲や行動範囲がどんどん広くなって、今まで届かなかったところにてが届くようになりますよね。目が届いて興味のあるものが変わってきて、どうやって取ったのかとびっくりするものを手に持っていることもあります。ですので、子供の視点の変化に応じた安全対策が必要になってくるんですね。
 (5954)

■目の前の子供の目線になる
昨日できなかったことが突然できるようになるのが子供の成長です。また、できるようになったと言っても、しばらくは不安定な状態もつづきますね。そして子供の発育も様々、身長や体重がひとりひとり違うように、手の届く範囲も子供によって異なります。今目の前の子供がどこまで成長したのか、安定してつかまり立ちが出来ているか、歩けているか、子供の目線になって安全対策の方法を考えていくことが大切ですよ。

■発達段階を知っておく
発達段階において、どのように子供が運動機能を獲得してゆくのかを知っておくことも、安全対策の参考になります。もちろん子供にも個人差がありますが、次にどのような運動機能を獲得するか知っていれば、避けておいた方が良いものや、安全のために柵をするなどの対応がしやすいですよ。

安全対策の心がけ3:危険から身を守る力を育てる

子供を危険や事故から守るのは大切ですが、子供が自分で自分自身の身を守る力をつけることも大切なことです。ただ危険を遠ざけるだけでは危険回避能力は育ちません。無用な怪我をしないような対策は必要ですが、子供が自分自身で危険と感じられるようになる力を育てる環境を作ることも、安全対策の一環ですね。
■運動できる環境を用意する
必要な筋力がつき運動能力が発達すると、自分の身体をコントロールできるようになり、怪我を未然に防ぎやすくなります。布団などで段差をつくってハイハイで乗り越えたり、立っちで上り下りして、運動機能を安定させるようにしてあげましょう。また、こけても大丈夫なように、床には柔らかい素材のものを引いておくと安心ですよ。

■多少の傷は必要と認識
できることが増えると、子供自身も嬉しくなります。つい、もっと高いところに!と思い手を伸ばしてバランスを崩しこけるなんてことはしょっちゅうです。そして少しすり傷ができてしまう、たんこぶができてしまうこともありますよね。そして子供の傷はすぐ治ってしまいます。多少の傷は成長の印ですので神経質になりすぎなくても大丈夫ですよ。
しかし、傷をそのままにしないで適切な処置は行うようにしましょう

発達段階別の安全対策ポイント

31 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

寒い冬でも元気に遊ぼう!冬だからこそ楽しめる遊びとは!?元保育士が徹底解説

寒い冬でも元気に遊ぼう!冬だからこそ楽しめる遊びとは!?元保育士が徹底解説

寒い冬でも子供は元気いっぱい!冬だからこそ楽しめる遊びはたくさんあるんです。今回はその中でも厳選した遊びを年齢別にご紹介していきます。あなたのお子さんが楽しめる冬ならではの遊びとは……?
mamachiki | 1,536 view
離乳食から食べる意欲を育てる!元保育士おすすめのレシピと援助法☆

離乳食から食べる意欲を育てる!元保育士おすすめのレシピと援助法☆

離乳食の初期、中期と進んで総仕上げとなる離乳食後期。この時期に食べる離乳食は子どもの食べる力を育てるポイントが盛りだくさん!手づかみ食べにピッタリの離乳食レシピや最適な援助法を元保育士がお伝えします。
発達障害 3種類の特徴と適切な対応

発達障害 3種類の特徴と適切な対応

発達障害を抱える子供への適切な対応をご存知ですか?発達障害を抱える子供との適切な関わり方を知ることはとても大切です。発達障害の子どもたちを理解するために、現役保育士が特徴と対策をお伝えします。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

haRu haRu