2017年9月1日 更新

【うちの子は発達障害】我が子の障害を受け止めきれなかったあの頃の話

3,109 view お気に入り 0
私の5歳の息子は、発達障害です。
正確には、発達障害の中でもいくつかの障害を併発しているのですが主には自閉症スペクトラム。

私は恥ずかしながら、子供をもつまで発達障害について全く知識なんてありませんでした。
そして何よりも我が子に障害があるなんて、想像もしていませんでした。

もし今、我が子の障害と初めて直面し、迷い戸惑うお母さんがいたとしたら。
「わかるわかる、その気持ちスゴく分かる」とその気持ちに勝手に寄り添いたい思いもあって。
我が子の発達障害が分かるまでと、私がそれをなかなか受け入れられずにいた頃の正直な気持ちをお話させていただきます。

我が子の発達障害を意識したきっかけ

 (2259)

息子の発達障害を初めて意識したのは、児童館のスタッフの方が「うちの息子と同じ遊び方してるわー」と声を掛けてくださったことがきっかけでした。

私の子供は児童館に行くと、毎回同じパターンの遊びをしていました。児童館に入るとまずミニカーをただ並べる。次は、お気に入りのキャラクターの電車で遊ぶ。電車を走らせながら、それを横目で見る感じです。そして、パズルをする。毎回このパターンで必ず遊んでいたんです。

後になってわかったのが、そのスタッフの方の息子さんも発達障害だということ。
私の息子の行動が明らかに他の子とは違っていたので、そのスタッフさんがこれまでの経験から「もしかしたらちょっと気にした方が良いのでは?」と感じ、少しずつ私に気付かせようとコミュニケーションを取りにきてくださっていたんです。

当時息子は1歳8ヶ月。ずっと心のどこかに引っかかっていた息子の日々の行動の『?』が『!』になった瞬間でもあったのです。

初めて息子の行動に違和感を覚えたとき

 (2260)

振り返ってみると、初めて息子に違和感を感じたのは、そのスタッフさんに声を掛けていただく半年も前の話です。

忘れもしない暑い夏の3連休の日。息子が1歳2ヶ月の頃です。
当時、私は下の子を妊娠中でもあり「家族3人の最初で最後の旅行をしよう」と海と水族館に出掛けました。沢山の魚にきっと息子も喜ぶのでは?と期待に胸を膨らませつつ行ったのですが…。
息子は水族館内で魚には目もくれず、無表情のまま階段の上り下りを繰り返したんです。連休中で混雑する水族館内を、私と主人は汗だくになりながら息子を追いかけるばかりで、それは思っていた光景とは全く違うものでした。

このとき、初めて「この子ちょっと他の子と違う…」と漠然と思いました。
「漠然」と表現したのは、まだこの段階では私には発達障害の知識が全くなく、発達障害という言葉すらほとんど知らなかったからです。
でも振り返ってみれば、この頃から息子の発達障害の症状は出ていたんです。

発達障害を意識しだすと繋がりだす点と点

 (2261)

私は気づけば息子の発達の遅れを気にするようになりました。1歳半の頃です。一番気になっていたのは言葉が出なかったこと。出ない…というか、消えてしまったというのが正確な表現の仕方かなと思います。

1歳になったころ、大好きだったアンパンマンのことを指差しながら「アパ、アパ」。バナナのことも「バーバー」と指を指しながら教えてくれていました。それも、数ヶ月で消えてしまって…。何も発しなくなったんです、言葉を。
「あー、あー」という喃語みたいな発声はたまにしていましたが。

目も合わなくなりだしたのもこの頃。
しょっちゅう通っていた児童館に2ヵ月ぶりに行った時、息子はお友達やママさんたちに一切興味を示さなかったんです。
以前は笑いながら挨拶も返していたのに、返さなくなりました。挨拶をしてくれるみんなと目も合わさないようになっていました。

最初は久しぶりで恥ずかしいのかな?と思っていたんですが、今振り返るとこれも症状の1つだったようです。
息子のこんな変化を見た児童館のスタッフさんが、声を掛けてきてくださったのがこの頃でした。

ネットでたどり着いた『発達障害』というキーワード

この頃初めて「発達」「遅れ」等のキーワードでネットを検索し「発達障害」という言葉に辿り着きます。
そして出てくる「発達障害の子供の症状」と息子の行動がマッチしてしまうことに、とてつもない不安にさいなまれました。

まさか我が子に障害…

そうかもしれない、でもそうであってほしくない、でもそうであれば早く「療育」というのを受けないと…でも、ただ発達が遅れてるだけかもしれないし…

頭の中が堂々巡りになり整理が付かず、誰に何をどう聞いたら良いのかも分からず、頼ったのはその児童館のスタッフさんでした。

「もしかしてうちの子、発達障害なんですか?」

 (2262)

児童館のスタッフさんに改めて話を聞いてもらいました。

「もしかしたらうちの子、発達障害かもしれないんですけど…」と。

「うん、ちょっと気になるね。」スタッフさんはそう答えました。
そこで初めて、発達障害専門のお医者さんがいらっしゃること、
「療育」という障害のある子のサポートをしてくれる専門機関があること、
出来れば早く療育を受けた方が良いこと…など、
これからどう動いたら良いかというお話をしてくださったんです。
22 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

元保育士が教える3歳児検診のポイント解説☆内容は?ひっかかることは?

元保育士が教える3歳児検診のポイント解説☆内容は?ひっかかることは?

乳幼児健診は3ヶ月検診や5歳児検診などいろいろな時期に実施されています。1歳6か月検診と3歳児検診は母子保健法で決められており、各自治体で行われています。3歳児検診は保護者への問診や身体測定、診察などがあります。問診や診察の内容や尿検査や視力検査のポイントなどを詳しく紹介し、3歳児検診でひっかかる子への対応などを解説します。
niko | 22,150 view
【わが子は発達障害】初めての母子分離療育で息子が見せた成長と忘れられない言葉

【わが子は発達障害】初めての母子分離療育で息子が見せた成長と忘れられない言葉

息子が自閉症だとわかったそのときから、息子の療育探しはスタートしました。 息子が初めてお世話になることになった療育場所は「母子分離」療育。息子と初めて離れて過ごすことに不安たっぷりの私。でも、彼はゆっくりながらもしっかり成長してくれました。『ゆっくり』のペースだからこそ感じられる、成長することの有り難みを私は彼に改めて教えられることになります。
akikoh | 2,265 view
【うちの子は発達障害】「療育って何?」から始まった私と息子の療育選び

【うちの子は発達障害】「療育って何?」から始まった私と息子の療育選び

障害のある子を支える大切なサポート「療育」。自閉症であるわが子も療育にお世話になっています。でも療育先を探し出した当初はまだ「療育ってナニ?」という状態。試行錯誤しながら療育探しがスタートしました…。
akikoh | 1,172 view
発達障害 3種類の特徴と適切な対応

発達障害 3種類の特徴と適切な対応

発達障害を抱える子供への適切な対応をご存知ですか?発達障害を抱える子供との適切な関わり方を知ることはとても大切です。発達障害の子どもたちを理解するために、現役保育士が特徴と対策をお伝えします。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

akikoh akikoh