2017年12月14日 更新

元保育士が教える3歳児検診のポイント解説☆内容は?ひっかかることは?

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お子さまの月齢によってやってくる定期健診。
国で定められているから、ただ行っているでは少しもったいないかもしれません。今回3歳児検診に焦点を当て、その目的やポイントについて元保育士の筆者が解説していきます。

3歳児検診って何?目的は?

子どもの検診はいろいろな年齢でありますが、母子保健法によって決められた年齢では必ず受けることになっています。母子保健法の第十二条で「市町村は、次にあげるものに対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。」とされています。母子保健法で健康診査を受ける年齢は満1歳 6か月を超え満2歳に達しない幼児と満3歳を超え満4歳に達しない幼児とされています。一般的に3歳児検診といわれているのはこの満3歳を超え満4歳に達しない幼児に対する健康診査のことです。
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3歳児検診の目的は?

3歳児検診は古くから実施されていた乳幼児健康診査です。以前は都道府県の保健所が担当していましたが母子保健法の改正で1997年から市町村が実施するようになりました。3歳児検診の目的は栄養面での発達や疾病の有無、歯科、精神発達、予防接種などのチェックを総合的に行うことです。親に質問をする問診と実際に子どもを診る診察によって行われます。子どもの健康の異常と発達の遅れに関して早期に発見することが重要とされています。
3歳児は言葉の発達が著しく、理解している言葉と話せる言葉が1、2歳児よりもかなり多いことが特徴です。2歳児未満であると言葉の発達に関して個人差が大きく、ゆっくりな成長であるのか発達が遅れているのかがはっきりとわからないことがあります。3歳児になると言葉の遅れの原因が病的なものかどうかがわかりやすくなるので、検診で異常が発見されることがあります。
また、3歳児は大人の指示に対しての行動ができるようになっていて、尿検査や視力検査などの検査が可能になります。

3歳児検診はどこで実施しているの?

3歳児検診は市町村が実施しています。時期になると各自治体から日時の案内が届きます。保健センターなどで集団で検診を受けます。法律で定められている検診のため、費用はかかりません。事前に発達などの問診票や尿検査の容器、視力検査の用紙などが配布されます。説明書を見ながら、検診の日までに問診票の記入などの準備をしておきます。決められた日時に3歳児検診が受けられない場合は事前に連絡をして、別日に行くようにしましょう。

3歳児検診の内容は?どんなことをするの?

3歳児検診では身体測定と医師や歯科医師による診察と保健師などによる面談があります。事前に問診票が配られ、生活などに関してのチェックリストを記入します。

3歳児検診の問診とは?生活習慣に関すること

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3歳児検診の問診では生活習慣や遊びに関して発達段階をクリアしているのかどうか重点的にチェックします。
3歳児の発達ではほとんどのことを1人でできること、もしくはやろうとすることが目安になります。排泄の自立が完成していて、日中は排尿の失敗がなくパンツで過ごせること・手を1人で洗えること・食事で道具を使って食べられること・服の脱ぎ着を1人でしようとすることなどの基本的な生活を1人でできるかを問診で聞かれます。3歳児検診の項目の中でできないとしても、1人でやろうとしていることが重要で、意欲的に自分の生活をしているのかがポイントです。
遊びの面での問診は意欲だけでなく、できることや興味を聞かれます。これは3歳児の発達では重要な部分でできないことが多かったり、興味の範囲が狭かったり、遊ぶことに対しての意欲がない場合はチェックされます。
例えば、「友達と遊べるのか?」という項目では人に対する興味やコミュニケーションの取り方などで、極端に人と接することを嫌がることをしないかどうかが重要なポイントです。
また、積木つみや色の区別など知識を問うこともあります。3歳児は3原色の区別がついていて、4つぐらいの積木つみができることが発達の目安です。その他に物の大きさや長さなど抽象的な物の区別がつくのかどうかを見る場合があります。
運動面ではよく走る・三輪車がこげるなどの項目があります。

3歳児検診の問診とは?理解や言語面の項目

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