2017年6月27日 更新

知れば納得!イヤイヤ期の対応  超役立つモンテッソーリ教育の知恵

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「秩序」や「ちいさなもの」にこだわるってどういう事?

少し意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、小さな子供はもともと「秩序」があること、つまりキレイな状態が本能的に好きなのです。同じものを並べたり、大きさや形で分けて遊んでみたり、そんな姿からも分かります。
そしてモンテッソーリによれば2歳前後の子供は特にそれが顕著に現れる時期で、

・順序にこだわる
・習慣にこだわる
・場所にこだわる

というような特徴が出てきます。

「いつもと違う」ことが嫌で「いつも同じ」ということが安心感につながります。モンテッソーリによれば、そうすることでそれまでに見たものや経験した情報を頭の中でファイリングしているのだそうです。大人から見ればワガママを言って「イヤ!」と言っているように見えることも、この時期の子供にとっては本能的に「(自分が思っている)いつもと同じやり方」をやりたいだけなのかもしれません。

また、大人が気づかないような「ちいさなもの」にも気づき夢中になり始めるのもこの時期。道端でしゃがみこんで小さな蟻の様子にじっと見入っていたりします。
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「イヤイヤ期」の特徴を知って上手く対応すればぐんと成長する時期に!

例えば、ハイハイしていた赤ちゃんがいつの間にか何度もお尻を持ち上げてつかまり立ちしようとする姿を誰も止めようとはしませんよね? イヤイヤ期の子供達の行動も本当は同じように何度も繰り返すことで新たな力を得ようとしている時期なのです。
では具体的にどんな風に対応していくと、子供が獲得しようとしている力を伸ばしてあげることができるのでしょうか。次に具体例を挙げてご紹介します。

こんな時、モンテッソーリ流の「イヤイヤ期」の対応は?

<ケース1> お出かけしたいのに着替えを嫌がったり、何が気に入らないのか駄々をこねる

お着替えを大人が手伝おうとしている時、子供は「いつもと同じやり方や順序」にこだわっているかもしれません。いつもはシャツから着替えるのに今日はパンツから先に着替えさせようとしたことが「イヤイヤ」のスイッチだったのかも。そもそも、幼稚園に行く時には先にカバンを玄関に置いて、それからお着替えをして・・・など、もっと他の順序があったのかもしれません。
考えて見れば大人でも、何か複雑な作業を学ぼうとしている時に毎回違うやり方で見せられると混乱しますよね。

オムツ替えでも、おうちにいる時には「いつも部屋の同じ場所」で「同じ順序」でしてあげるようにすると赤ちゃんは安心するといいます。
子供が日常の動きをどんな順序でしようとしているのか観察したり、できれば初めからいつも同じ順序でするという対応を心掛けるとスムーズにいきやすいかもしれません。毎日同じリズムで日常生活を送ることは親にとっても難しいことですが、少し「習慣」を意識したり、いつもと違うことをする時には「今日は○○だから○○しようね」などと初めに説明してあげると良いでしょう。

→この対応でどんな力が育つ?

自分で順序を決めてその通りにやるという事は、子供の計画性や先を見通す力を伸ばしてくれます。初めは間違ったやり方にこだわっていても、何度も繰り返してどういう順序ですれば上手くできるか子供は考えるようになります。
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<ケース2> 早くしてほしいのに「自分で!」と言って聞かない、お手伝いをやりたがるけど邪魔ばかり・・・

モンテッソーリ教育では子供の自主性や自立心をとても大切にし、大人はその手助けをするように強調しています。

とにかく自立心が芽生えるこの時期、何でも自分でやりたがります。もちろんちゃんと出来るのなら良いのですが、困るのはとっても時間がかかったり、お手伝いをしてくれても結果的に邪魔ばかりということ。させてあげたいとは思うけど、大人も忙しいのです。困ってしまいますよね。

モンテッソーリが教えてくれる対応のコツは、「自分でやりやすい環境を整えてあげる」こと。
例えば、洋服を選ぶとき親が着せたいデザインで選んでいませんか?「やりたいけれどまだ不器用」な子供には「オシャレだけど留めにくいボタンがついている服」はまだハードルが高いかもしれません。発達に応じて自分で着脱しやすい服を選んであげることで子供も満足、親も楽になるはずです。

お手伝いにしても、やりたがるお手伝いができるように子供の手の大きさにあった道具を与えてあげることが大切です。お茶を注ぐ、机を拭く、お皿を洗うなども大人のサイズでは子供は上手く出来ず「ほら!だからまだ無理って言ったでしょ!」と言ってしまいたくなります。でも小さな手でも持ちやすい小ぶりのピッチャー、台拭き、半分に切ったスポンジなどを用意してゆっくりやり方を見せながら教えてあげると案外子供は上手にお手伝いしてくれます。

→この対応でどんな力が育つ?

「自分でできた!」という達成感をたくさん味わうことで子供は自信を持ち、自分で挑戦する気持ちが養われます。何度も自分で繰り返すことで動きも器用になっていき、自分でできることが増えていきます。
また子供は集団の一員になりたいと思っています。お手伝いを上手にできて自分の「役割」ができると嬉しくて、社会性も養われていきます。
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Julicots Julicots