2017年6月27日 更新

この道20年!ベテラン保育士が教える「慣らし保育」の仕組み徹底解説☆

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慣らし保育は年齢によって変わるの?

慣らし保育の進み方は年齢によって変わります。子どもの年齢によって親と離れて過ごすことの負担が変わってきます。実際の年齢による特徴はどうでしょうか。

慣らし保育の実際 0歳児

0歳児クラスでは保育園によっては急に親と離れ離れの生活にならないように、ママも一緒にしばらくの間保育園で生活することがあります。ママが保育園で子どもと一緒に遊んだり、離乳食を食べさせてあげたりします。ママが保育園にいることでより自然に環境に慣れることができます。
実は、慣らし保育の間に保育士はママがどうやって子どもをあやしているのか?食べさせ方はどうしているのか?寝かしかたはどうしているのかなどをみています。実際のお母さんのやりかたに近い接し方をすることで、子どもが安心して過ごせることができます。
また0歳児はまだ離乳が終わっておらず、母乳のみの育児の子も多くいます。母乳を
飲んでいる子がいきなり園で哺乳瓶を使うことになると抵抗して飲まないことがあります。保育園の環境と保育士に慣れることによって哺乳瓶でも飲めるようにしていくことが慣らし保育のなかで行われます。

慣らし保育の実際 1歳児

1歳児になるとママと一緒に慣らし保育をすることが少なくなります。1歳児はママがすでに仕事をしている場合もあり、あまり多くの時間はとれません。また、ママがいない他の子が自分の親を思い出して不安定になることがあるので、0歳児のようなママと一緒の慣らし保育はしない傾向があります。
1歳児の特徴としては遊びに夢中になっているときはすっかり親の存在を忘れてしまいますが、ふとした時に思い出して泣き止まないことがあります。泣くほど不安な時に保育士に関わってもらい、信頼できる人が保育園にいるということを体験していく中で徐々に保育園に慣れていきます。 また、食欲や睡眠欲を満たしてもらえると認識していくと保育園が第二の家庭のように安心して過ごせる場所になります。

慣らし保育の実際 2歳児

2歳児はすぐに保育園の生活に慣れる子と慣れるまで時間を要する子の差が大きく、親にとってはどうして慣れないのだろうと不安になることもあります。
慣らし保育で泣くからといって無理に時間を延ばして慣らす必要はありません。その場合は子どもの気持ちに余裕が生まれるように、家庭での時間を大切にします。親子の触れ合いをたくさん持ち、十分愛情を注ぐことで心のゆとりができます。子どもは心のゆとりがあると、いつもとは違う環境下でもそれに合わせていこうとします。小さいながら知らない環境に合わそうと頑張っていることを認めてあげたいですね。
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慣らし保育の実際 3歳児

3歳児も子どもによって慣れるまでの日数が変わってきます。全く泣かないでたのしく友だちと過ごせる子もいるのが3歳児です。しかし、激しく泣くこともあります。3歳児は言葉が通じるので説得すれば親の迎えまで待てると思いがちです。言葉は通じていても本来の意味まで理解できず、また、時間の経過がよくわかりません。「あとでくる」というのがいつなのか?「3時にくる」の「3時」はどのくらいなのか?がわからないのです。
しかし、周りをみる事ができはじめているので、友だちが楽しく遊んでいる姿をみて保育園は楽しい場所であることを知ります。また、保育士とのつながりを持ち、困ったことがあったら助けてもらえることを知って親のいない保育園でも生活できるようになります。

慣らし保育の実際 4,5歳児

4,5歳児はすでに時間の感覚が身についているので、「おやつが終わったらくる。おやつはすぐじゃないけど、長くはない!」と認識できます。また、親がいなくても自分で身の回りのことができ、保育士の話も理解できることで生活をする上で困ることが少ないため泣き続けるようこともあまりありません。
しかし、新しい環境は誰でも不安です。睡眠が十分とれなかったり、我慢したりすることはよくあることなので家庭でのケアは必要ですよ。

仕事が休めない!「慣らし保育なし」はできるの?

保護者の中には仕事が入園当日からある方もいます。慣らし保育は子どもが徐々に園の生活に慣れ、保育士や友だちとの信頼関係を少しずつ築くためにはとても必要なこと。しかし、実際に慣らし保育ができない場合はどうするのでしょうか。
保育園に相談すると無理でも慣らし保育が必要と言われる時もありますが、その場合は仕事の状況を詳しく保育園に伝えましょう。
入園式には両親揃って出られるけれど、慣らし保育が一日もできない場合があるかもしれません。入園式で両親がそろう必要は大抵の園ではありません。セレモニーなど集会がまったくない園もあります。そのような時はお仕事のお休みをずらして、子どもの慣らし保育をよりスムーズにしてあげるのも良いのではないでしょうか。
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hag.com【はぐこむ】編集部 hag.com【はぐこむ】編集部